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2016'09.18 (Sun)

障害者の歴史 その1

私はこの9月から、大学に入学。「障害者福祉」について学んでいます。

自閉っ子の母になって、早21年。ちょっと遅いような気もしますが、
ようやく覚悟をもって、息子に教えてもらった「障害」に向き合い、
本格的に勉強をしたいという思いが強くなったんですよね。

今週学んだのは、「障害者の歴史」について。

まぁ。。。これは、勉強しなくても、だいたい想像がつきました。
黒人や同性愛者などと同様、マイノリティーある障害者は、
ものすごい差別の対象として扱われてきたんだろうな。。。と。

今現在でも、残念ながら、その差別はなくなってはいませんが、
改めて過去の出来事や写真を観てみると、あまりの扱われ方に衝撃を受けました。

非常に残酷なので、自閉っ子の親としてはとても辛いです。
正直、知りたくありませんでしたが、
決してなかった事にしてはいけない「私達人間の負の歴史」のひとつです。

障害者への見識は、「時代・国・文化背景・社会経済的な視点」など
によって異なってきますが、だいたいこんな感じに分けられていたようです。

人間以下の生命体(非人間)
そもそも私達と同じ『人間』として見られることはなく、
『欠損した人間』よりもヒドイ、『野獣・動物・植物』としての扱い。

こんな檻のような施設で、プライバシーのかけらもなく、
大勢が一室に閉じ込められ、ドアには施錠、窓は鉄格子。
tumblr_n289ebOI3r1smkb9fo4_1280.jpg
Image:by Eugene Richards

衣服すら着させないところも。
dehumanization.jpg
Image:by Partners in Time website

布団がないところは床にそのまま寝させられ、
あってもマットが床に無造作に並べられているだけ。
tumblr_n289ebOI3r1smkb9fo6_1280.jpg
Image:by Eugene Richards

排泄物も床に垂れ流し状態。まるで、動物園にいる動物たちですね。
tumblr_n289ebOI3r1smkb9fo5_1280.jpg
Image:by Eugene Richards

どこから来たのかは不明ですが、この時代、
「障害者は痛みを感じない」という神話があり、
麻酔無しで歯の治療を行ったこともあったそうです。

さらに、「障害者は、ストレスや悲しみ、欲求不満を感じない」という神話もあり、
ストレスや欲求不満のサインであるヘッドバンキング(頭を強く打ちつける行為)
や自傷行為は無視されていたそう。


脅威
『悪魔』など、私達人間を脅かす存在。大人しくしていられない者、
言葉による意思疎通が難しく、暴れまわる者、変な言動をする者は、
薬漬けにさせられ黙らせ、完全に隔離される者も。
asylum30.jpg
Image:by Free Patriot Post

監獄に閉じ込めるといった迫害。
tumblr_n289ebOI3r1smkb9fo1_1280.jpg
Image:by Eugene Richards


哀れみの対象・慈悲の重荷
中には心から同情して、保護をしてくれる人達もいたかもしれませんが、
道端での物乞いや、キリスト教教会が参列者に対して設けた
「慈悲テストの対象」のような扱いだったこともあるそうです。
2k-begging.jpg
Image:by Alasuka Governor's Council on Disabilities and Special Education


神聖人・永遠の子供
罪を犯すことのない『神の子』、その能力の低さから、『永遠の子供』として、
どんなに肉体的に成長をしたとしても、能力の発達を見せたとしても、
あくまでも子供としての扱い。一個人、成人としての尊敬は皆無。

15世紀~19世紀のイギリスやドイツでは、
こういう障害者が暮らしていた施設を見世物として一般人に開放。
入場料を支払い、変な言動をする障害者を娯楽として楽しんでいた風習があったそうです。

エレファントマンという映画でもありましたよね。
障害者を見世物としている場面が。
こんなようにHuman Freaks というショーがあったそうです。
Freak_show_1941.jpg
Image:by Wikipedia


病人
障害者は患者。
上記の動物園の動物扱いよりはマシにはなったものの、
それでもプライバシー・個人の尊厳の欠如、
扱い辛い障害者の強制的な薬物使用・拘束は変化なし。
6r-institution-bed.jpg
Image:by Alasuka Governor's Council on Disabilities and Special Education

asylum10.jpg
Image:by Free Patriot Post

6y-institution-toilets.jpg
Image:by Alasuka Governor's Council on Disabilities and Special Education

6z-instituiton-inmate2.jpg
Image:by Alasuka Governor's Council on Disabilities and Special Education

障害者特有の言動は、
「意思疎通を図ろうとする彼らの何らかのサイン」と考えるのではなく、
あくまでも「問題」と思われ、セラピーと称した強制拘束も行われたそうです。
asylym1.jpg
Image:by Free Patriot Post


ここBC州にも、障害者が『収容』されていた
Woodlandsという有名な精神病院があり、
その跡地には今でもミュージアムがあるそうなので、
機会があったら行ってみたいと思います。

それにしても、息子が生まれてくる時代が現代ではなく、
過去のこのような時代、このような国であったとしたら・・・
と想像すると、本当にゾッとします。

しかし、この現代においても、発展途上国に住んでいる障害者の中には、
上記のような扱いを受けている方が少なくないようです。
実際に、上記の写真中、「Image:by Eugene Richards」となっているモノは、
2014年に撮影されたもの。
過去の出来事のイメージとして使用させていただきましたが、
現代にもこういう環境はなくなっていないのです。

何百年もの間、障害者本人・家族・福祉団体の関係者など
大勢の人達の血のにじむような努力・闘いのお陰で進歩した現状があるんですね。

でも、まだまだ理想からは遠い。障害者に対する偏見も差別もなくなっていません。

これから私達が何をしなければならないのか・・・
どういう社会を目指すべきなのか・・・
歴史を振り返ることによって、改めて考えさせられます。



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