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2015'09.24 (Thu)

カナダBC州の公立病院 St. Paul's Hospital 日本とカナダの違い その2

前回の 【ST. PAUL’S HOSPITAL病院施設ご案内に続いて、
今回は【日本との医療システムの違い】 主にフォーカスして、
私なりに感じたことをメモします!

 ユニフォームがバラバラ~~

医師と看護師というと、日本人にはおなじみこの格好
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どこの病院でもだいたい白衣でビシッと決めているイメージですよね~

なのに、カナダの病院ではみーんなバラバラ。

その病院のユニフォームを着ている人がいれば、
まったく違うユニフォームを着ている人もいる。

中には、普通に私服を着て、
私物のカバンまで下げて仕事している人もいるんですヨ。

何故なのか・・・を聞いてみたところ、
面白い答えが返ってきました。

西洋文化は「個人の自由」を尊重するので、
仕事着も着るものを束縛されて、自由に選択できないルールは、
受け入れられないそう。

なるほど。。。
そういう精神は分からなくもないんですけどねぇ。。。

医師ならこんな感じ。
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(Image:by CDHS)

聴診器をぶら下げてない人もいるもんだから、
ふら~っと病室に入って来られても、
『病室を間違えた訪問客』だって思っちゃいました。


 誰が主治医なの??

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患者によってチームが組まれるのはカナダも日本も同じ。

でも、息子が入院しているたった10日間、
「私は担当医師だ」と名乗る人が合計7人。

毎日、入れ代わりで現れて、
様子をうかがっては去って行く。

先述の通り、殆どが私服を着用しているため、
誰が医師で誰が看護師のかを見定めるのも困難。
医師と名乗った7人の中で、再びあらわれたのは、たったの2人だけ~。

どうなっとるんねん?

聞いてみると、
中には『お医者さんの卵』も数人いて、
基本的には、グループで1人の患者を担当しているんですって。
チームのリーダーの医師はいるけど、
毎日患者さんに直に接することはないらしいんです。


 いったい何人の看護師さんがいるの?

1人の患者に対しての担当看護師が多いーーーっ!
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(Image:by The All-Nite Images  CC BY-SA 2.0 JP)

たった10日間の入院なのに、
20人くらいの看護師さんが担当に。
次から次へと新しい人がやって来る~~~。

昼と夜のシフトであるなら理解できるけど、
シフトは結構バラバラ。
たった4時間だけ出勤する看護師もいてびっくり。

この状況は、
変化を嫌う自閉症の患者にとっては理想的ではないだろうな。。。

大勢い過ぎて、
患者の全ての情報をシェアできてないことも。

息子は錠剤飲めないって言ってあったのに、これが出てきたしね。
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でも・・・
看護師側から観たら過酷な労働条件の緩和や、
シフトの柔軟性を考慮してのことらしい。
正看ではなく、パート看護師が多いのも理由だそうです。

雇用促進対策としてジョブシェアを推進する政府の影響かも・・・
という人もいました。


 医療費

BC州の国民健康保険加入者は、
基本的な入院費は、診察料、薬など全て込んで無料!!
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(Image:by B.C. government)

※健康保険料が収入によって異なりますが、
息子のように障害者認定があり、無収入の場合は免除になります。

無料である分、日本のように至れり尽くせりのサービスはありません。
病院では最低限の治療を、あとは自宅療養で。。。というのが基本です。

入院期間は、担当医師の判断で決定。
生死を分けるような心筋梗塞の外科手術をした患者は10日間なのに、
中度程度の鬱病治療患者には20日間といった感じで、バラつきがあることも。

本人が完治には程遠いと思っても、
無理矢理退院を余儀無くされるか、
一日500ドル(約5万円)を払うなら延長が可能となることもあるそうです。


 救急車利用は、有料

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国民健康保険加入者であっても、
BC州の場合、2015年9月現在、80ドル(約8000円)くらいかかります。

加入者でない旅行者や留学生だったら、
800ドル(約8万円)くらいと高額になっちゃいます。

有料だから、軽度の症状で救急車を呼ぶ人は少なく
本当に重症で必要な人が利用できる感じです。
これは、日本では問題視されていますよね。


 救急に行っても即、診察してくれない?

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(Image:by KOMUnews CC BY-SA 2.0 JP)

カナダもとにかく医師不足の状況。

政府も、医療費無料の制度を必死で維持しているため財政難。
そう簡単には、医療従事者を増やすことはできません。

こういう事情もあって、
急患として救急に行ったとしても、
誰でも即、診察してくれるとは限らないんです。

勿論、死にそうな患者であれば、
そういうことはありませんが、
傍目からみたら、重篤に見える患者であっても、
何時間も待たされることも珍しくありません。

しか~も!
タイミング悪く、病棟のベッドが空いてないと、
廊下での入院になるかもしれないんですよ。



普段は、何気なく通り過ぎていたダウンタウンの公立総合病院。
幸い、健康には恵まれたので、
今まで病院にお世話になる機会はありませんでした。

でも・・・
今回の息子の入院で、いろいろ考える機会になりました。

国民健康保険の加入料金さえ払っていれば、
基本的な医療費は全て無料。
必要最低限の入院期間に、救急車は有料化されているカナダ。

一方、国民健康保険の加入料金を払っていても、
医療費は3割負担、入院期間も寛大で、救急車利用は無料の日本。

国レベルで見積もった場合、
どちらの国の方が医療費の無駄が少なくて、
国民に優しい、画期的なシステムなんだろう。。。

それにしても・・・

24時間365日休むことなく、
私達の命の安全を守るために稼働してくれている病院。
それを支えてくれている人達。

必要な時に、衛生的な環境で、きちんとした医療を受けられる。
世界にはそんな環境にない人達が多いのに、
私と息子には保証されている。

ホント、ありがたいな。。。と感謝しました。


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