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2015'01.14 (Wed)

カタトニア(Catatonia)とは・・・?

■ とは・・・?
   かつては「緊張病」と言われ、統合失調症の合併症として知られた運動障害。
   2000年、イギリスの精神科医Lorna Wing が自閉症との関連を報告して、
   注目されるようになった。

■ 自閉症と合併して発症する割合
   1%~6%(報告例が少ないため、医師によって見解が異なる)
   自閉症の軽度、重度など関係なく発症する。

発症年齢
   思春期以降 

■ 原因
   「統合失調症・気分障害・自閉症」など、
   合併する疾病によって異なる。
   何がきっかけで発病するのかは、未だ不明。

症状
  • 「部屋を横切る」などの動作の途中で動きが止まる
  • 逆にばねがはじけるように突然動く
  • 手指をくねらせる
  • 歩こうとしても前に進めず前後に行きつ戻りつする
  • 運動の自発性が乏しくなる

 OCD (強迫神経症)との違い
  • 「汚れ・感染への不安・恐怖」などがある強迫観念
  • 「手を何回も洗う・鍵を何回も確認する」などの反復行為
  • 「考え・イメージ・数」などが、頻繁に思い浮ぶ強迫思考
   ・・・といった症状が、本人の意思に反して発症し、苦痛となるのが、
   一般的に知られているOCD。

   ただ、強迫思考は、本人の頭の中で行われているので、
   それがOCDによるものなのか、カタトニアによるものなのか・・・
   は、非常に分別がつきにくい。
   どちらも表面的には、行為にとても時間がかかってしまい、
   緩慢(動作がゆっくりで遅い)と見られる症状。

   現代の医学では、明白に区別する基準がない。

 てんかんとの違い
   突然発生するカタトニアの場合、てんかんとも間違えやすいが、
   てんかんとの違いは脳波に異常はないことである。    

■ どれくらい症状が継続するのか?
   「19~25歳までがピークで、以降、緩和する」という意見や、
   「一度発症すると一生涯」という意見など。。。
   (報告例が少ないため、医師によって見解が異なる)

■ 治療方法は? 
   現代の医学である程度改善が見られているのは、
   薬物療法か、電気けいれん療法(ECT)。
   しかし、完治させる療法はなく、いずれも試行錯誤状態。
   ※動作が止まった際に、プロンプト(支援・手がかり)を与えれば、
   次の行動に移れることもある


 何もしないで放っておいたら、どうなるのか?
   良くなっていくか、悪くなっていくか・・・
   個人によって異なるので、なんとも言えない。
   「悪性カタトニアの場合、早期治療をしないと死亡する」
   という専門家も。

こちらも参考に
  「たんぽっぽ --- 自閉症と併発しやすい症状


【関連/引用/参考サイト】
[PDF]思春期青年期の自閉症障害をもっ個人におけるカタ トニアの症状
[PDF]カタトニア(緊張病)症候群の診断と治療

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