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2017'06.10 (Sat)

カナダ初!政府の日本語版「親のハンドブック: 自閉症プログラムのガイド」が完成!!

去年、2016年9月に発表させていただいた
BC州政府の「親のハンドブック: 自閉症プログラムのガイド」の日本語版出版。

「BC州の日本人コミュニティーの皆さん、楽しみに待っていて下さいね~ 」
と言ってから、早9カ月の月日が流れました。

そして、ようやく翻訳・校正作業が終了!
いよいよこの度、皆さんにお披露目できる日がきました!!

ジャッジャジャーーーーーン

Handbook_2017061019315784e.jpg

完成版は、こちらのACT (Autism Community Training) のページをご覧下さい。

Handbook1.jpg

PDFファイルなのでダウンロードも可能です。

このハンドブックが少しでも、
BC州の日本人コミュニティーの障害児/者サポートににお役に立てれば嬉しいです!


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2017'06.09 (Fri)

NHKスペシャル 発達障害~解明される未知の世界~

NHKは、先月から来年(2018年)4月までの1年間、
総合テレビとEテレのさまざまな番組で「発達障害」を特集する
発達障害プロジェクトをスタート!!!
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Image:by NHK

これは、重度発達障害児を持つ親の私には嬉しいニュースです!

第一弾は、5月21日に総合テレビで生放送された
NHKスペシャル 発達障害~解明される未知の世界~
NHK.jpg

SMAPの大ファンである私は、イノッチが司会であることがちょこっと不満。
中居くんだったらよかったのにな。。。と冒頭で感じてしまったものの、
あさイチの司会をされているイノッチだからしょうがないですよね。

まぁ、このことは置いておいて・・・内容はとても良かったです。

まずは、一般的な情報。

発達障害の可能性がある小中学生は、
今や「15人に1人」
NHK1.jpg

発達障害を疑い受診する人の数は、2012年より倍以上に。
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すごい勢いで増えて行ってますね。

ゲストは、「あさイチ」という番組で
発達障害であるこを公表したモデル・栗原類さん。
NHK5.jpg

そして、他の発達障害者も参加して、
障害について詳しく説明して下さっていました。
NHK4.jpg

発達障害の一つの特徴は、感覚過敏。
NHK3.jpg

こんな風に、健常者と比べて、
音に敏感に反応をしてしまうんですよね。
NHK6.jpg
NHK7.jpg

だから、発達障害の人の中には、
耳を手で覆っている人も見受けられるんですよね。

うちの息子も小さい時は、そんな感じでした。
22歳になった現在では、なぜかやらなくなりましたが・・・

そして、そういう特殊な症状に苦しめられた結果、
このような二次障害を負ってしまうこともあるんです。
NHK8.jpg

この番組の中で一番感動したのは、
イギリス・マンチェスターでの取り組み。

あるショッピングモールでは、毎週土曜日、
クワイエットアワー(静かにする時間)が設けられているそうです。
NHK9.jpg

この時間帯では、各お店は最低限の明かりだけを確保して、
あとの照明やディスプレイ画面、店内に流れている音楽など
感覚過敏に悩まされている発達障害者の妨げになるようなものは
一切排除しているんですって!!!

当然、店内はこんな感じで、薄暗い。
健常者から見たら、
「あれ?今日は閉店?」とか聞きたくなっちゃうくらいの光景になります。
NHK10.jpg

NHK13.jpg

この時間帯は、リラックスした状態で買い物ができるそうで、
発達障害者にとっては貴重な時間。
NHK11.jpg


こういう取り組みをしているのは、
イギリス国内でもまだまだごくわずかということですが、
他にも、大手のおもちゃ企業 「Toys R Us」が去年のクリスマス期間内で実施したり、
オーストラリアのアデレード(Adelaide)のスーパーマーケットで行われたりしています。

更に調べてみましたが、残念ながら、
カナダと日本ではまだクワイエットアワーを実施しているお店はなさそうです。

その他、このNHKの番組では、
発達障害者の得意分野を活かせる職場環境で実際に働いている
当事者を紹介していました。

いろいろな企業が健常者が持っていない発達障害者のスキルに注目し、
正規の雇用者として、人材募集を行っているそうですよ。
NHK12.jpg

こういう発達障害の実情伝え理解広げる番組が
一つでも増えてくれたら嬉しいですね~ 

■世の中の反響■
NHKスペシャルの「発達障害」特集に反響「すごく共感できた」--livedoorニュース--
生放送で発達障害と向き合ったNHKの挑戦。そこで描かれたこと、描き切れなかったこと、これからのこと--LITALICO--
発達障害と個性の尊重(NHKスペシャルを観て)--茂木健一郎オフィシャルブログ--



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2017'06.09 (Fri)

St. Andrews大学のプロジェクト「A cross-cultural investigation of friendship in individuals with ASD」参加者募集

イギリスのSt. Andrews大学で心理学と神経科学を学ばれている
Kamil Lucci氏から突然のメッセージ。

彼が修士号の論文作成で、行っているリサーチプロジェクトに協力してくれないか・・・
とのこと。

最初は、いたずらかな???
と、思っちゃったですけど。。。

よくよく見てみると、
「A cross-cultural investigation of friendship in individuals with ASD」
というタイトルで、まじめな内容。

ヨーロッパと東アジアの国々の自閉症の青年、及び、自閉症でない成人の社会化を研究されているそうです。
project.jpg

とにかく多くの情報を集めたいそうなので、
もしも宜しければ、是非ともアンケートに協力をして下さい。

詳しくは、こちらのリンクまで。
https://standrews.eu.qualtrics.com/jfe/form/SV_d0QFfp6h2hOzmu1


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2017'06.08 (Thu)

カナダBC州の政府選挙 4--これはすごい!カナダのSTUDENT VOTEプログラム

先月のカナダBC州の政府選挙最終日から早1カ月が過ぎようとしています。

BC州をリードする政権が BC Liberals(自由党)なのか、
それとも、BC NDP(新民主党)なのか・・・

本来なら、5月末までには最終結果がキチンと判明するはずだったんですけど。。。
NDPとGREENが協力体制を取ることを正式発表したことで、
BC Liberals の立場が危うくなってきましたね。
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Image: by CBC News

一応、BC Liberalsの代表は、ステップダウンはしないと会見していましたけど。。。
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Image: by CBC News

このままでは、予算を採決する段階でBC Liberalsは困難に直面し、
政権をBC NDPに明け渡さなければいけなくなる状況になりそうです。

まだまだ目が離せない感じですね~
今回、選挙バックグランドを色々知るにあたって、ちょっとビックリしたことがあります。

それは・・・
「子供達が選挙に参加するプログラムがある」ということ。

子供達ですから、まだ年齢的に選挙権すらもありません。
だからといって、授業内で、ちょこっと「政治に関して勉強してみよう!」というくらいの内容ではないんです!

Student Vote」という名のもとに、カナダ国内の学校で実施。このプログラムへの参加はあくまでも義務ではなく、参加を希望する場合は、学校単位で申込みが必要です。
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Image: by Student Vote site

実施の選挙と連携して、生徒達は、政府や選挙の流れを学び、
自分達で個々の政治団体についてリサーチして、ディスカッション。
各々のスローガンも含めた情報から、これから世の中を良くしてくれるだろうと期待する団体に投票する。
結構、本格的な内容になっているんですよ。
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Image: by CBC News

モチロン、生徒達の投票結果が実際の結果に影響を与えることはありません。
でも、こういう経験を学生の頃からすることで、
政治に無関心になる人を一人でも減らそうという政府の作戦はすごい!

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Image: by Student Vote BC site

日本にもこんなプログラムがあったらな~
もっとまともな政治家が増えて、
もっと政治に関心がある国民が増えて、
もっと国が良く良くなるんじゃないかな~~

【関連サイト】
Student Vote site
Student Vote BC site
Students across B.C. cast ballots in mock election (CBC News)



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2017'05.22 (Mon)

カナダBC州の政府選挙 3--BC州が抱えている障害者福祉関連の課題

前回のカナダBC州の政府選挙最終日から早2週間。
いよいよ不在票のカウントを含めた最終結果が
この2~3日の間にも発表される予定です。

その前に、障害者福祉団体 「Inclusion BC」 が選挙のためにまとめた
資料をご紹介します。
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このような表紙のものですが、主に下記の3つのカテゴリー別に
BC州が現在抱えている障害者福祉関連の課題について記載されています。


1. Supports to Children & Families (子供や家族に対してのサポート)
2. Inclusive Education (インクルーシブ教育)
3. Disability Supports (障害サポート)
4. Income Security (収入の安定)



どれもこれも無視できないものですが、
「なぜ重要なのか?」
一つ一つのカテゴリーを見ていきましょう!

まず・・・
1. Supports to Children & Families (子供や家族に対してのサポート)
elec4.jpg

現在のBC州では、およそ5000人もの障害のある未就学児が
早急に必要とされるセラピーやサポートサービスを受けられず、
待機させられているそうです。

地域のエージェンシーは、より多くの子供達のニーズに応えるため、
サービス提供が遅れたり、減らされたり、
いくつかのケースでは、時間通りに提供されないこともあるんですよね。


2. Inclusive Education (インクルーシブ教育)
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研究によると、
「全ての生徒は、インクルーシブ教育から恩恵を受けられる」
という結果が出ています。これは、もう常識になっていますよね。
でも、現実は、BC州の障害のある子供達の多くは、
公立の学校から歓迎されていません。

普通学級からの排除を余儀なくされたり、
さまざまな制約や隔絶を受けたり、
支援不足から強制的に帰宅させられたりしているんです。

そのため、あまりにも多くの家族が、実費を払って、
子供に教育環境を整えなければいけない状況に追い込まれているそう。
その教育環境も質のいいものであればいいですが、
キチンと専門家から監督されてなかったり、
コミュニティーから隔離された状態で行われていない場合もあるので問題です。

このような状況から、
2010年以降、障害児の私立学校への入学は3倍にもなっているそうです。


3. Disability Supports (障害支援)
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発達障害のある成人が安心で健康な生活を送るため、
日常生活や、生活スキルの習得、就業でサポートが必要ですが、
BC州に在住する多くの人達は、そのようなサポートを受けられていません。

政府機関の Community Living BC (CLBC)の助成金が不十分なため、
高校を卒業した多くの発達障害のある若者・成人は、
家族と共に生活をすることになります。

例え自立したくても、支援なしではできず、
家族は、生涯に渡って世話をしなければならない状況になるという
まさに「ブラックホール」のような状態に突き落とされることになってしまうそうです。


4. Income Security (収入の安定)
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2017年4月から対象になる障害者がもらえる障害者助成金の月額は
50ドルアップの$1,033になりました。

しかし、この助成金で生計を立てている多くのBC州の発達障害者(約107,000人)は、
雇用もままならず、貧困の生活を強いられています。

新しいレポートによると、
政府からの助成金でカバーできるBC州での生活費は、約60%あまり。
家賃補助として支給されている$375では、
とてもじゃないけど月々の家賃を賄うことはできませんよね。

この現状は、あまりにも残酷!

貧困は、さまざまな問題を引き起こします。

・栄養失調
・不十分な住環境
・医療サービスの不利用
・ストレス
・孤独

こういった問題は、未然に防ぐことができます。
対策を取らなければ、結果、
政府は助成金の総額よりも重い経済的負担を負うことになり兼ねないのです。


新たに誕生する政権が BC Liberals(自由党)なのか、
それとも、BC NDP(新民主党)なのか・・・
は、まだわかりませんが、いずれにしても、
障害者を取り巻く現状が少しでも改善されることを願うばかりです。



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